2016年は11月下旬に関東地方でも記録的な降雪を記録するなど、北日本を中心に一足早い冬の気候となりました。
中心となるミカンが秋の天候不良により着色遅れや生産減が目立ち、不足感から高値となったり、イチゴは暖冬で前倒し気味だった前年に比べ半分近くまで入荷量が減ったりと、年末にかけても各種とも不足感を持ったまま推移してまいりました。
1月はミカン類・イチゴ類を中心に伊予柑・ポンカンなどの各種かんきつ類や貯蔵りんごの出回りとなります。
現状大きな生育被害なども見られず、順調な入荷が見込まれていることから前年のようなひっ迫感は無く、穏やかな年明けを迎えられると思われます♪
ミカンは収量減と思われておりましたが、越年在庫量は例年よりも多く、年明け産地の品種も作柄は悪くない模様です。
ただMサイズ以上が中心となりそうです。
ポンカン・伊予柑などの柑橘類は12月の時点では平年作が見込まれており、寒波などの到来も無く年末を迎えたことで、前年の様な生産減は無さそうです。気温高による着色遅れも懸念されますが、ポンカンなどでは減酸が早いために前倒し気味で出荷するような動きも見られ、不足感の無い出回りとなりそうです!
サイズは中旬頃までは大玉の入荷が中心となります。
デコポン・ネーブルなども徐々に露地物へ切り替わり、順調な入荷が見込まれております♪
リンゴはやや収量減のため少し高値となりそうですが、そこそこ供給量はあるのでそれほど心配はなさそうです。
イチゴは定植期からの天候不良により苗の生育が良く無かったこともあって全国的に出荷量は伸び悩んだまま年明けを迎えそうですが、1月以降もだらだらペースながらも増加してくる見込みです♪
夜から吹き続けた南風も収まり、ようやく晴れ間も!
これから風は北に変わりグッと冷え込んできそうです♪
大寒波などなくこのまま穏やかな年明けとなりますように!