バレンシアオレンジの回青現象♪

6月~7月の柑橘の代表、バレンシアオレンジ♪
弊社では和歌山産と神奈川産を仕入れております。

バレンシアオレンジは400日近くを樹上で過ごす果実で、温州ミカンが180日であることを考えると非常に手間の掛かる果実と言えます。
春に花を付け、実がなりますが収穫は翌年の6月。実がなった時には隣に数か月後に収穫される果実もなっているという状況です♪

そして切っても切れないのが「回青現象」です。
一個ずつ袋掛けをするのですが、5月頃からの初夏の強い日差しを受け、葉緑素を再び取り入れることにより、一回オレンジに色づいた果実がまた青みをもってしまう現象で、国産バレンシアの宿命ともいえるもの。

袋掛けをすることで、ある程度は防げますが、ヘタの周りから徐々に回青現象が始まってしまいます。

これを完全に防ぐには4月頃に収穫をし、貯蔵しながら熟成させるしかないのですが、そのためには傷まないように多くの農薬やワックス処理などが必要となってしまいます(外国産はそうしています)。

なので国産バレンシアの特徴として理解していただけると助かります♪
子供たちにもそういった説明をしてあげて欲しいなぁ~

中身は紛れもなくオレンジです!